ミスチル この曲を聴け!

Mr.Childrenに捨て曲はない。 ~桜井和寿~

自分にとって本当に大事なものは何か見つけたい時は この曲を聴け!      「あんまり覚えてないや」

 

 

この曲は、人生の中で忘れてしまったことと、忘れられないことの対比を歌った曲です。

 

歌詞は、朝目覚めたら一緒に過ごしたはずの恋人の姿がなく、昨夜の出来事を覚えていないというシーンから始まります。これは、恋人との初めての夜だったかもしれませんが、アルコールなどで記憶が曖昧になってしまったということを示唆しています。このことに対して、「あぁ なんてもったいない」と繰り返し歌われます。

 

また、夕べギターを弾いていたら奇跡的なメロディーが降ってきたというシーンが描かれます。これは、音楽家として素晴らしい発見をしたかもしれませんが、そのメロディーをメモにも取らずに寝てしまったということを意味しています。このことに対しても、「あぁ なんてもったいない」と繰り返し歌われます。

 

ここまでで、忘れてしまったことに対する後悔や惜しさが表現されていますが、それは本当に大切なことだったのでしょうか?それとも、忘れることでより大切なことを覚えておけるようになったのでしょうか?

 

後半では、じいちゃんになったお父さんやばあちゃんになったお母さんの姿が描かれます。彼らは若かった日の思い出をちゃんと覚えています。キャッチボールや海水浴、ドライブやお小遣い、口喧嘩や仲直りなど、家族の幸せな時間を思い出します。このことに対して、「ちゃんと覚えてるんだ」と繰り返し歌われます。

 

この曲は、人間の記憶の不思議さや選択性をテーマにしています。忘れてしまうことは残念ですが、それは本当に大事なことではなかったのかもしれません。忘れられないことは幸せですが、それは本当に大事なことだったからでしょう。人生に起こる出来事はすべて価値があるわけではありませんが、その中から自分にとって本当に大事なものを見つけることが大切だというメッセージが込められています😊

 

困難に立ち向かう勇気がほしいと思うなら、とりあえずこの曲を聴け!「足音 ~Be Strong」

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この曲、は、フジテレビ系ドラマ『信長協奏曲』の主題歌として2014年に発表されたシングルです。新しい靴を履いた日の気分を表現した歌詞と、力強く前向きなメロディが特徴です。歌詞には、夢見ていた未来に向かって一歩一歩足音を踏み鳴らすというメッセージが込められており、時には立ち止まってもいいという慰めや励ましもあります。この曲は、自分自身や大切な人と歩んでいく人生の旅路を描いた感動的なバラードに仕上がっています🤗

 

毎日同じことの繰り返しで、つまらないと思ったらこの曲を聴け!「彩り」

 

この曲は、仕事や社会、憧れや夢など、さまざまなテーマが織り込まれていますが、それらはすべて「生き甲斐」という言葉に集約されます。桜井さんは、「モノゴトを考える角度とか、心のもちようによって、いかに退屈な日常を色のある、華やかなものとして楽しんでいくかというのを伝えたかった」と語っています。

 

面白いのは、歌詞に出てくる色の種類です。サビでは、「赤 黄色 緑」「金 紫」「水色 オレンジ」「温かなピンク」という4つの組み合わせが登場します、これらの色の意味がよくわからなかったので、ググって調べてみたら「赤 黄色 緑」は、情熱や活力、明るさや楽しさ、安定や平和を表し、「金 紫」は、豪華さや高貴さ、神秘性や精神性を表します。また、「水色 オレンジ」は、清潔さや爽やかさ、元気や陽気さを表し、「温かなピンク」は、愛情や優しさ、幸せや癒しを表します。つまり、歌詞には、日常に隠された様々な感情や価値観が色として表現されているようです😄

社会の矛盾に病んでる人はこの曲を聴け!「everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~」

この曲は、いろいろな人物や立場の視点から歌われています。サラリーマン、モデル志望の女性、教育ママ、夢見る少女などが登場し、それぞれが自分の生き方や価値観を持っていますが、どこか不幸そうで病んでいる様子が描かれています。それに対して、「everybody goes everybody fights」というフレーズで反抗的な姿勢を示していますが、「No No No No」と否定されています。つまり、この曲は秩序のない現代に生きる人々の葛藤や苦悩を表現していると言えます。

 

また、桜井さんは「この曲はどこの会社もタイアップについてくれなかった(笑)。もっとも、『社長の上に跨って』なんて歌詞じゃ、それも無理なんですけど。試みはしたんですけどね。」と語っています。桜井さんのエロい歌詞大好きです😅

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辛い失恋から乗り越えられない時は、この曲を聴け!『Over』

 

この曲は、恋人と別れた男性の心情を綴ったもので、タイトルには「終わる」と「乗り越える」という二つの意味があります。歌詞には、相手の細かな特徴や思い出が散りばめられており、リアルな感情が伝わってきます。

 

例えば、「顔のわりに小さな胸や 少し鼻にかかるその声も」というフレーズは、愛していた相手の魅力的な部分を挙げていますが、同時に別れたことを嘆いています。また、「風邪が伝染るといけないから キスはしないでおこう」というフレーズは、実は相手が心変わりしていたことを示唆しており、後に気づくという皮肉な展開を描いています。

 

さらに、「男らしさって 一体どんなことだろう?」というフレーズは、自分の立ち振る舞いに迷っている様子を表しています。別れた相手に電話をかけたり、偶然出会ったりすることで、気持ちが変わってくれるかもしれないという期待と、それが無駄だという現実との間で揺れ動いています。

 

「何も語らない 君の瞳も いつか思い出となる 言葉にならない 悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう」というフレーズは、別れを受け入れて前に進もうとする決意を示しています。しかし、「愛しき人よ さよなら」という言葉からは、まだ完全に忘れられないという想いが感じられます。

 

このように、失恋した人の複雑な感情を細やかに表現した名曲です。明るい曲調と対照的な歌詞が印象的で、多くのチルオタの共感を呼んだと思います☺️

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生きる希望を見失ったとき、      この曲を聴け!「進化論」

この曲は、自分の命の意味や使命を探す主人公の心情を描いています。主人公は、進化論の考え方に触発されて、自分の望みや夢が次の世代に影響すると信じるようになります。そして、自分が生きることでこの世界を廻していくことに意義を見出します。

 

歌詞の中では、首の長い動物や空を飛び月を歩く人間など、進化の過程で形を変えてきた生き物たちが例として挙げられています。また、自然に脅かされることや変わっていくことも受け入れながら、大事な人と一緒に素敵な夢を見たいという願いも歌われています。

 

自分の存在や生き方に悩む人に対して、希望や勇気を与えるメッセージソングと言えるでしょう。自分の命はあとの世代に望みや夢を渡していく役割もあるという考え方は、生きる希望を見失ったときに思い出せるかもしれません😊

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将来への希望を持てない時は      この曲を聴け!「くるみ」

この曲は、「ねぇ くるみ」という呼びかけから始まりますが、この「くるみ」というのは、別れた女性の名前であるとともに、「来る未来(くるみらい)」という意味があるそうです。

 

歌詞の主人公は、過去に幸せだった日々を思い出しながら、現在の自分に不満や不安を感じています。しかし、サビでは、「希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える」と歌っており、未来に向かって進もうとする気持ちを表現しています。

 

また、この曲には感動的なミュージックビデオ(MV)があります。MVでは、中年の男性たちが若い頃に弾いていた楽器を再び手に取り、ライブをするというストーリーが描かれています。

 

MVの最後には、主人公の男性が「Mr.Children」にバツ印をつけて「Mr.ADULTS」にマル印をつけ、バンド名を「Mr.ADULTS」に決めたときのメモを道端に投げ捨てます。そして、そのメモを拾ったのはなんとミスチルのボーカルである桜井和寿さんです。バンド名の由来が、拾ったメモに書いてあった「Mr.Children」だと思わせるような演出でMVの幕が閉じます。

 

このように、「くるみ」という曲は、「別れ」そして「未来へと進む」という人間の悲しみと強さを表現した歌です。MVでは、中年の男性たちがギターを手にして再び演奏する物語となっており、過去と現在と未来が交錯する様子が見事に描かれています。「くるみ」のMVは傑作です👍

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