ミスチル この曲を聴け!

Mr.Childrenに捨て曲はない。 ~桜井和寿~

東京という街を感じたければこの曲を聴け! 「東京」

この曲は、東京という街に対する複雑な感情を歌ったもので、桜井さんは「『東京』って街はどうしても否定されがちなところがあるじゃないですか。そこをあえて逆に肯定したいなと思って書いたんです」とコメントしています。

 

歌詞の中では、東京を「ロボットみたいなビルの街」と表現したり、「後戻りしない」「老いてく者を置き去りにして」「目新しいモノを抱え込んでく」というフレーズで、その変化の速さや冷たさを描写したりしています。しかし、同時に「信号待ち。足を止めて誰かが口笛を吹いてる」「思い出がいっぱい詰まった景色だって」「バイパスに架かる歩道橋からよく見えるベランダに咲いた彩とりどりの花」というように、人間味や温かみも感じられる場面も登場します。

 

そして、何よりもこの曲のキーワードは「大切な人」です。サビでは「この街に大切な人がいる」と繰り返し歌われます。この人は誰なのでしょうか?恋人や家族や友人かもしれませんし、自分自身かもしれません。それは聴く人それぞれによって違うと思いますが、この人の存在が主人公の夢や理想を追い続ける理由や支えになっていることは間違いありません。

 

「東京」は、桜井さんの言葉通り、否定的なイメージばかりではなく、肯定的な側面も見つけられる楽曲です。東京という街に住む人々の日常や感情をリアルに描き出しながらも、希望や愛を感じさせるメロディーと歌声が心に響きます。私はこの曲を聴くと、若い頃住んでいた東京のことを思い出します😄

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